北九州市でよく起きる事件とは

北九州市での刑法犯罪認知件数は、福岡県警察本部刑事総務課「犯罪統計」によりますと、平成27年で11,052件発生しています。なかでも、窃盗犯が7,499件と多くを占めています。窃盗とは簡単にいうと盗みのことで、スリも含まれています。

もちろん他の事件も発生していないわけではありませんが、特に窃盗に対しては警戒する必要がありそうです。鞄を開けたままにしない、道路側に鞄を持たない、など日頃の心がけが事件の未然防止に繋がるでしょう。特にここにあげられている数値はあくまで認知件数ですので、実際に発生した数はもっと多いでしょう。

窃盗の対策として

また侵入窃盗、いわゆる泥棒に関しては一般的にピッキングによる侵入は割合として少なく、鍵の無施錠とガラス破りが大半を占めます。北九州市在住の方だけでなく、ホテルや旅館でも言えることですが、施錠に関しましては施錠前と施錠後で鍵を入れる場所を変えるなどの対策を、ガラス破りに対しては警報機を設置することなどによって防犯に大きな効果があると考えられます。

ちょっとゴミを出しにいくといった少しの外出でも必ず施錠をする。お出かけの際は小窓の鍵もきちんと施錠する。在宅時においても開けたままにせず施錠をすることが重要です。特に在宅時に侵入をされた場合は暴行を加えられたり、最悪の場合殺害される可能性もあります。一人暮らしのアパートなどでは出かけている際に財布やクレジットカードなど全てを持ち出している可能せいが高いことから、あえて在宅時を狙うといった犯行も見られるようです。また、窃盗犯も念入りに下調べをしていることが多いため、日頃から周囲に見慣れない人がいないか、いつも同じ人が意味もなくうろついていないかなど警戒することが大切です。

少しでも隙を見せず、窃盗犯にとってやり辛い状況を作ることが最大の防犯といえるでしょう。

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近年多発するわいせつ事件

近年福岡市内において、徒歩通行中の女性を狙ったわいせつ事件が多く発生しています。昼過ぎから夕方、深夜と多岐に渡ります。人通りの少ない場所を一人で通行してる場合は特に周囲を警戒する必要があります。

最近では歩きスマホなどで周囲が見えづらくなっているところを狙った事件も起きています。定期的に後方を確認するなど警戒していることを知らせたり、夜間の歩行はできるだけ控えることが大切です。また防犯ブザーを携帯するなど、危険を感じた際にすぐ周囲に知らせることができるようにしましょう。もし怪しい人物を見かけたら、すぐに知人や家族などに知らせるか、場合によっては警察に通報しましょう。早めの対策が肝心です。

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防犯のために

まずは防犯の基礎知識を身につけ、考え方を知ることが大切です。そのために福岡県警がよくある犯罪に対して防犯のための基礎知識を提示しています。彼を知り己を知れば百戦殆うからずといいます。防犯の基本は相手の狙いや思惑を知ることです。どうすれば相手にとってやりづらくなるのだろうか、ということを考え実践することが防犯の第一歩となるでしょう。

北九州市のニュースにも日々目を通しておくことで、今どのような問題がどの場所で起きているかを把握することができます。また、福岡県犯罪発生地図情報を確認すると、より細かい事件情報やその発生場所まで確認することができます。お出かけの前に今一度確認しておくことをおすすめします。また福岡県警が行っているふっけいに登録すると、事件や不審者情報などを県警が直接メールで知らせてくれます。北九州にお住まいの方は是非登録しておきましょう。

福岡県警が公開している犯罪ごとの対策も防犯に役立ちます。住宅侵入やひったくり、自転車やオートバイ盗からインターネット犯罪まで多様な対策を公開しています。例えば住宅侵入であれば、家の重要防犯箇所などを図でわかりやすく説明してあり、今後どのような対策をすべきかが人目でわかります。インターネット犯罪の項目では、対策を漫画にしてあるなど、楽しく目を通せる工夫もなされています。

事件別だけでなく、対象者別の安全対策も福岡県警は公開しています。子ども、女性、高齢者、大学生など犯罪からどのように身を守るか、危険を感じた場合どう行動すべきか、といったことが具体的に示されています。やはり対象者によって発生しやすい犯罪などもあり、重要視すべき防犯対策も異なってきます。一度こういった防犯情報に目を通してみてはいかがでしょうか。

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事後の対策として

事件を未然に防ぐ防犯対策も重要ですが、事件後にいかに早く解決できるかということも非常に重要です。あなたが被害者の場合でも、加害者の場合でも、時間が発つほど状況は深刻になることが多いです。どちらの場合でも一刻もはやく警察に連絡し事態を収拾させることが最善です。地域住民の協力によって事件を最小限に留めることも可能でしょう。

重大事件が発生した場合、福岡県警が住民に対して情報を求めることもあります。何か事件について知っていることがありましたら、できるだけ警察に連絡し情報を伝えましょう。そういった意識を各人がもつだけで、自分だけでなく地域全体の防犯や安全に繋がります。

また、もし自分が何か事件に巻き込まれてしまった場合は、迷わずすぐに警察に連絡し、状況次第では弁護士に相談することとなるでしょう。次項の北九州市の弁護士事情では、北九州市での弁護士の実態や実際に弁護士をどう探すか、ということを紹介していますので是非一度ご覧になってください。

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弁護士に相談するタイミング

思わぬ事件に巻き込まれてしまった場合、仮に無実であったとしても早めに弁護士と相談をすることが重要です。もし加害者となってしまった場合であれば尚更です。話し合いによって解決できる場合でも、ちょっとした配慮の欠如などから話しがこじれ、被害者を怒らせてしまったなどにより、被害届を出されてしまう場合があります。加害者となってしまった場合、被害者に誠意をつくし謝罪をすることは当然ですが、やはりお互いが話し合い納得のいく形で円満に解決することが理想です。

建設的な話し合いをするためには、法律のプロである弁護士に客観的な見解を述べてもらうことが必須だと考えられます。仮に話し合いがこじれ、被害届けを出されると取り調べや自宅の捜査、更には警察の調査の間、留置所に勾留されることも考えられます。これは、実際は無実であった場合でも、勾留が認められてしまうと少なくとも10日間留置所に拘束されることとなります。この間外部との連絡が困難になるため、できるだけ勾留前に弁護士と相談しておくことが勾留を回避するために重要になります。

たとえ無実であったとしても10日間も勾留されれば、仕事にも大きな支障が出ますし家族にも大きな不安を与えることとなります。また自身にとっても精神的な苦痛を感じる恐れがありますので、何かあった際はできるだけ早く弁護士に相談することをおすすめします。

参考

「犯罪の被害に遭ったときにはまず、どういう対応をすればいいのでしょうか？」

被害の内容にもよりますが、警察に被害届を出す、ということからです。警察はすべての事件を捜査するわけではありません。「親告罪」と言って、被害者からの届けがなければ…

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北九州市のアクシデント対策