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2017.02.03 中学生がモノレール軌道上侵入 何故事態を予想できなかったか

1月13日に中学3年の男子生徒が小倉北区のモノレール平和通り駅にてモノレール軌道上に飛び降るなどして列車の運行を妨げ、モノレール関係者や警察、また利用者などに多大な迷惑をかけた事件があった。

容疑を認めている男子生徒は「こんな大事になるとは思わなかった」と、後の事態を予想できなかったという。
モノレールの軌道上に降りたらどうなるか、何故予想できなかったのだろうか。
ここからは推測でしかないが、恐らく列車が来ていないので降りても大丈夫だと思った。という考えがあったのではないかと思う。
筆者もつい最近全く別の場所でホームから線路内に落ちた物を拾うため、線路に飛び降り、すぐホームに戻るという行為をした男性を見たことがある。当たり前だが、あらゆる列車が止まり乗客及び乗務員には多大な迷惑をかけることとなった。

この問題の根底には、「安全」のための仕組みに対する理解が広まっていないことが原因だと考えられる。
駅のホームにしても人間が常時全ての箇所を見張ることは不可能な為、安全確保のためにはセンサー等で異物が侵入すれば自動的に列車に知らせ、止まるように促すしか無いのだと思うが、確かにそういった事情を知らなければ、「車が来ていないから赤信号でも渡っていいだろう」と同じ考え方でもってこういう事態を引き起こすのだろう。

日本は比較的安全に対する意識が強いいわゆる「安全社会」といっても過言ではない。「安全社会」で生きるためには、安全の為の仕組みを考える力が必要なのではないだろうか。

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